2016年9月30日(金)〜うまみ〜ライブを終えて
この度、シンガーCifaとMUSIC&POETというコラボライブを開催しました。
藤山周さんのギターでCifaの歌を聴いていただく、というシンプルな構成の中に、詩の朗読が絡む本ライブ。
Cifaオリジナルソングやカバー曲の間に、6編のオリジナル詩を朗読しました。
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Cifaの歌の間は私の瞑想時間(笑)
照明にうっすら照らされた私の顔を見て、近くにいた友人が「目を閉じていてもドヤ顔だった」と後から言ってました(^^;;
朗読タイムに入ると、おもむろにマイクを握ります。
詩は、歌詞や今回のライブのコンセプトにリンクするように書き下ろしました。
「目で読む詩」ではなく「声に出して伝える詩」ということを土台に据えて、綴りました。
詩は目で見るのと音として聞くのとでは伝わり方が違う、と思っています。
「目で読む詩」はそれがひらがなで書かれているか、漢字で書かれているか、カタカナで書かれているか、行間がどれほどあいているか、どのような字体か、紙質はどうか、文字と空白部分の割合はどうか、挿絵はあるか、などで印象が変わります。
「声に出して伝える詩」は、目で見る時に受け取る様々な手がかりを【声ひとつ】で表さなければなりません。
声のみで表現する”朗読”というジャンルはとても奥が深く、声のトーン、読み上げる速度、間の取り方などを工夫しながら詩(物語)の世界を表現していきます。
朗読も歌も「パフォーマーとお客様の間に”別の世界”を作り上げ共有する」という点では同じですが、朗読は「言葉を語ることで色やリズムを出す」というシンプルな表現方法なので、心の揺れや集中しているか否かがすぐに声に出てしまいます。
最初の作品を読み上げた時の第一声はちょっと緊張していたのが自分でもわかりました。
なので【詩の中に描いた情景をお客様に届けるつもりで気持ちを集中!】と気持ちを切り替えたら、緊張が溶けました。
お客様の心持ちというか、聴いてくださる皆さまから醸し出される場の空気感が読み手である私に伝わってきて、それを受けて私の表現に変化が生じ、その変化がまたお客様にかえされる、という相互作用が面白かったです。
これがライブだよなぁと思いました。
アンコールの1曲にこんとも乱入!
Cifaちゃんと一緒に歌わせてもらえて、気持ちよかったぁ。
このライブを作り上げる過程で、自分に語りかけることが多かったな。
「本当にそれでいいの?」「妥協はない?」「自分を誤魔化してない?」「独りよがりになってない?」
その問いに対する答えを、ひとつひとつその時にひっぱりあげながら、行きつ戻りつして本番を迎えました。
その過程がすでに学びの連続で、チャレンジでした。
歌と詩の朗読のコラボという、私たちにとっても”試み”と言えるステージにに足を運んでくださったお客様、ありがとうございました!
そして一緒にライブ本番まで歩んでくれたシンガーCifa、サポートしてくれたギタリスト周さん、同じステージに立てて楽しかったです。
ライブは楽しいなぁ。
1度として同じステージにならない。
演者とお客様と場の力がひとつになって初めて、その時しか生まれない空気が立ち上る。
これからも精進して、新たな私として皆様の前に立ちたいと思いますm(_ _)m
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