世界は優しい。私が見たいものを見せてくれてる。


道端に咲く椿が美しいのは、ただ咲いているから。
どんな風に見られるか期待して振舞わないから。
咲こうという意思を持って咲くのではないから。
咲くことを目標にしてそこに立っているのではないから。
完璧を求めて努力を重ねているわけではないから。
ただただ、咲いている。
ただそこにある。
それにハッとして目が止まる。
そこにいろんなものを投影させてくれる。
これまで”挑戦しない理由”を作り出してきた。
ごちゃごちゃと、行く手を自分自身で阻んできた。
まずはこの雑然とした部屋を片付けてから。まずはこのメールを一本返信してから。まずは仕事に必要な資料に目を通してからから。まずは今の仕事をやめるか続けるか決めてから。
まずはきちんと準備を整えてから。。。。。
日常の些細なことから、人生を左右する(と思い込める)ことまでをちりばめて、まずはまずはまずはと言い続けてきた。
誰のためでもなく自分がやりたいことをやるのに、どうしても一歩が出ない。
ずっとやりたいと思ってできなかったことに挑戦する、というのはとても怖い。
やりたいと思いながらできなかったのは、結果が出てしまうのが嫌だったからだ。
結果が出てしまったら、それが望まない結果になってしまったら、夢が破れたことになる。才能がないことになる。
いろんな言い訳を作り出しては、本当にやりたいことに着手するのを回避してきた。
怯えて、恐れて、怖気づいて、やらないでいることは自分が一番よくわかっている。
本当はやれない理由なんてない。
やらないだけだ。
自分に対して何度も「いつやるの?」「まだ始めないの?」「何を怖がっているの?」と問いかけても、膝を抱えてじっとしている自分がいる。
びびってんだね。
失敗したら恥ずかしいと思ってるのだね。
そんな時、世界は優しい。
私に必要で私では実現できなかったことを起こしてくれる。
「こないだ言ってたあれ、どうした?」
「このままだと、はっきりいって”言うだけ番長”になっちゃうよ」
「ずいぶんのんびりしているように見えるけど。もうやめちゃったの?」
自分で自分にこういう言葉を投げても言うことを聞かないので、他の人が言ってくれるのだ。
それも同時期に。いろんな場面で。それぞれの調子で。
刺さりますねー。その人に刺す意思がなくても、勝手に打ちのめされますね。一番言われたくないことを一番言われたくないタイミングで言われる、というやつですね。
母「お風呂入ったの?」
私「いま入ろうと思ったの!!!」
これだ。
もうやるしかない。
ビビりながらも前に進むしかない。
1文字でも多く、書くしかない。
昨日よりも今日、今日よりも明日、先に進むしかない。
怖がりながらも。
無様な姿をさらしながらも。
大丈夫、世界は優しい。困ったらちゃんと私に必要なことをくれる。それが批判や叱咤や誤解や諦めという姿に見えても。

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